バンドでアコギを使いたい、ライブでアコギを使いたいと思っても音量負けして全然アコギの音が聞こえないなんてことになったりします。
そこでエレアコを使うとアンプやミキサーを通すことで音量を上げることができるようになります。
キーボードも同様にアンプやミキサーを通すことで音量を上げることができます。
もしライブをするのならライブハウスにいるPAさんが接続から音出しまでやってくれますが、スタジオで練習するときは自分で接続から音量調整までするしかありません。とはいえ接続だけならスタジオのスタッフさんがやってくれるかもしれませんが、スタッフさんが演奏中も付きっきりで見てくれるなんてことはありませんので音量調整は実際に演奏しながら自分たちで調節するしかありません。
というわけで今回は、エレアコとキーボードに必要なものと使い方を解説していきたいと思います。
エレアコに必要なもの
エレアコは、エレクトリックアコースティックギターの略になります。名前から察しがつくと思いますがエレキの要素があるアコギといった感じです。
具体的にどういうことかといいますと、通常アコースティックギターはアンプやミキサーに接続することはできませんが、エレアコはアンプにもミキサーにも繋ぐことができます。
もちろんアンプやミキサーに繋がずエレアコをそのまま弾いてもアコギの音が出せます。が、エレキのように大きい音が出せてエフェクターを使うこともできてイコライザーで調節することもできます。
ですのでよほどのこだわりがない限りはエレアコを使った方が幅広く対応できるのでオススメです。
で、エレアコを使う際に必要なものですが、エレキと一緒と思って問題ありません。問題はありませんがエレアコのほとんどは9V電池が必要になってきます。プリアンプ・イコライザー・チューナー機能等がついているエレアコはそれらを動かすために電池が必要なんです。
なので同じ設定なのに音が小さく聞こえる等の違和感があれば電池交換をすることで解決することもあります。エレアコを使ってライブを控えている人は電池には注意しておいた方がいいですよ!
話を戻しまして、エレアコを使うときにほぼ絶対必要なものは以下になります。
・シールド
・9V電池
シールドはアンプやミキサーに接続する際に必要です。
9V電池は先ほど説明した通りですね。
あと一つ、エレアコを使うときによく出てくる機材がDIと呼ばれるインピーダンス変換機です。ダイレクト・インジェクション・ボックスの略になります。
このDIはライブの場合はライブハウスが用意してくれているので問題ないとして、スタジオで必要としてもそもそも利用するスタジオにDIがなかったり、あっても数に限りがあって使えないことがあったり、レンタル料(1時間100円など)を取られたり、などの問題があったりします。
ミキサーにLINE接続した音で大丈夫ならばDIは必要ありません。ですがミキサーまでの距離が長すぎたり、わりと大きい音量を出したいときなどノイズや高域が減衰するといった問題が生じる場合があります。その点が気になるようであれば自分でDIを用意するのもアリかと思います。
DIには安定性を求めるべきですので9V電池かファンタム電源の供給を必要とするアクティブタイプをおススメします。
キーボードに必要なもの
キーボードは持ち運びができる鍵盤楽器という位置づけになります。
ピアノを再現することに特化したわけではなく、シンセサイザーと呼ばれる様々な音源を操作する楽器のことを一般的にキーボードといいます。
鍵盤のタッチもアップライトや電子ピアノに対して軽いものが多く、25~61鍵盤など88鍵以外にも多数のモデルがあります。
とはいえ、ピアノを使いたいけれど持ち運びができないからキーボードを使っている、といった人も少なくはないでしょう。そういった人もエレアコ同様、スタジオ練習では自分で音量調整をするしかありません。
必要なものは、
・ケーブル(本体のジャックにより変わる)
・キーボードスタンド(スタジオによっては無料レンタル有)
あと、DIです。必要な理由はエレアコと同様ですが、これもミキサーにLINE入力で問題なければ必要ありません。
エレアコ、キーボードの使い方
まず絶対に気を付けるべきはミキサーに繋ぐ前、抜くときです。細かい説明は省くとして絶対的に安心で安全な接続、抜くタイミングは以下になります。
接続
・本体をミキサーに接続➡DIでファンタム使うならON➡本体電源ON➡ミキサーの電源ON
抜くとき
・ミキサーの電源OFF➡本体電源OFF➡ファンタムOFF➡ケーブル抜く
演奏終わったからといってキーボードの電源切ったり、エレアコのシールド抜いたりするとボンって爆発音がなります。スピーカーを壊しかねません。ライブでこれをやっちゃうと印象最悪です。ライブの場合は演奏が終わったらSEが流れるのでそのときにPAさんに抜いていいか確認するなどしてください。
あとは音量についてですが、キーボードは入力値を抑えるためにPADというボタンをONにして調整した方が合わせやすいと思います。もしない場合はGAINを抑えて、フェーダーを少しづつあげて調整してください。
もしシンセでステレオ音を作成してる場合、ステレオチャンネルがなければ2つのチャンネルを使ってPANでそれぞれを左右に振ってください。PAN振りを忘れていたらステレオ効果が生まれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
使い方といっても、絶対に気をつけるべきポイントさえしっかりしていればあとは好みの音量にするだけです。自分の機材ではないとはいえ、ライブハウスやスタジオに迷惑をかけないように機材を守るための使い方をしっかり覚えておきましょう。
必要なものはスタジオによっては無料で用意してくれているところもありますので、まずは問い合わせるなどして確認してみましょう。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。