DTM

DTMをしたいけどパソコンのスペックはどれくらい必要?予算は?

最近DTMを始めた、またはこれから始めようとしている人がスタジオのお客様の中に結構います。

そこでよく聞かれるのが「パソコンのスペックはどれくらい必要?」です。

最初に言ってしまうと、DTMをすることがない人に必要なスペックをいうと「そんなにいるの!?」と驚かれることが当たり前なくらいにDTMってスペックもコストも高いです。

想像つかないだろうから驚くのは仕方ありませんよね。音を鳴らしてちょいちょいっと編集するだけでそんなにスペックが必要なんてそうそうイメージ持てません。が、低スペックPCだとDTMの作業をすることすらできない可能性があります。

そこで必要なパソコンのスペック、そして予算はどれくらい必要なのかについて解説していきたいと思います。

スペックはこれくらいほしい

DTMはパソコンへの負荷がものすごく大きくスペックが低いパソコンは作業がまともにできなかったりします。音源の読み込みだけで数十秒待たされたり、フリーズしたりもします。なので使わない音源はその都度オフしてCPUやメモリの節約をしながら作業をします。という面倒くさいことを低スペックパソコンだとやらざるを得ませんので、DTMで予算を組むならある程度パソコンにはかけるべきです。作業効率に大幅な差が生まれます。

CPUはcore i5以上メモリは16GB以上

パソコンのスペックで悩んでいる人は最低このラインで考えたほうが、作業中にストレスを感じることもそれほどなくていいのかなと思います。

予算に余裕があるのならメモリは32GBはほしいところです。最近の音源は高音質で高性能な分、求められるスペックは高いです。せっかくそんなソフトがあってもメモリが足りずにDAWが落ちるなんてことになったら元も子もありませんし、音源を複数立ち上げても問題ないくらいのメモリはあったほうが安心です。

DAWに最初から付属されている音源だけを使うというのであれば話は別ですが、別途音源を購入していくのであれば最低でもメモリ16GB、予算に余裕があればメモリ32GBはほしいところですね。

あと大事なことがmacかwindowsかです。

OS:macのメリット、デメリット

動作が安定している

コストがかかる

 

なんといっても動作の安定、この点でwindowsを圧勝します。macはapple社が採用したパーツのみを使っていて相性問題で心配する必要はなく、セキュリティ面でも非常に優秀です。

さらにGarageBandという無料のDAWや、プロ御用達でレコーディングスタジオには必ずあるといわれているLogicという安くて高品質なDAWが使えます。

でも高いです。同レベルのスペックでwindowsの倍くらいすると思ってもいいくらいに高いです。DTMは他にも必要機材があるのでmacかwindowsで悩む人は結構います。予算がある人は絶対と言っていいほどにmacを買ったほうがいいです。それくらいに動作の安定はメリットですし、DTMをやっている人はmacユーザーが多いのでファイルのやり取りも楽になります。

予算はどんなに安く見積もっても15万以上は見ておいたほうがいいでしょう。

OS:windowsのメリット、デメリット

コストを抑えてスペックのいいものを作ることが可能(BTO)

動作が安定しない

 

CPUとメモリのランクを高くして他のパーツで予算を抑えたり自由にカスタマイズできるので低価格でもスペックのいいパソコンが用意できます。10万以下でも高スペックPCを作ることが可能です。

ただし高スペックのパソコンであっても相性問題、互換性、windowsのアップデートなどでやたらとDAWソフトが落ちたり、ブルースクリーンが出たり動作が安定しません。僕は今現在windowsなのでこの動作の安定面で本当に苦労させられてます。作業中に落ちたりブルスクが出たら一気にモチベーションが下がりますしストレスしかありません。予算が組めたらすぐにでもmacを買います。

ということで、

予算があるならmacが絶対おススメ!

現windowsユーザーからの助言です。予算がないならwindowsでBTOで低価格での高スペックを作りましょう。動作が安定しない場面があるだけで作業自体は高スペックらしくスムーズにできます。ただ動作が安定しないだけです。

SSDと必要な空き容量

絶対にSSDがおススメです。HDDとは速度が違いすぎます。作曲作業中などに音源の読み込みに時間がかかってストレスやモチベーションが下がってはもったいないです。

ただしこれも予算と相談して、最低でもメインで使うDAWと頻繁に使う音源くらいはSSDに保存しておきたいところです。

SSDの価格も随分と安くなりましたので、できればDAWと音源すべてをSSDに入れておきたいですね。とはいえ、音源によっては推奨空き容量300GBとかそれ以上を平気で求めてくるので音源すべてをSSDに入れるのは自分の持っている音源や予算と相談して決めてください。

SSDにしろHDDにしろ必要な容量は音源次第ですので自分が持っている音源の容量は絶対に確認しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

DTMをやるには音楽の知識うんぬんの前にパソコンの知識が必要になります。この点でもwindowsよりmacの方が優れていて、macは音楽制作に特化したパソコンと思って差し支えないほどにコスト面以外でwindowsを圧勝しています。

とはいえwindowsはある程度コストを抑えて高スペックPCが作れますし、パソコンの知識がある人は自分でスペックを強化したりもできます。

どちらにもメリット・デメリットがありますので、予算と照らし合わせてじっくり考えてみてください。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。