新型コロナウイルスの感染拡大によるマスク不足対策として、厚生労働省は妊婦向けの布マスク約1000万枚の配布を予定し、14日から各自治体に発送を開始しました。
ですが、16日以降に「変色している」「髪の毛が混入していた」といった報告が相次いだそうで、17日の時点で80市区町村で1901件も報告が上がっているそうです。
厚生労働省は、市町村に対して不良品を配布しないよう求めるとともに、新品と交換するとしています。
また、妊婦向けのものが中心となっていますが、学校への発送分でも虫の混入などが確認されていたとのことです。
どうしてそのようなことが起きたのでしょうか?
そこで今回は「アベノマスク配布した妊婦用布マスクに汚れ付着や虫混入はなぜ?」と題してまとめていきたいと思います。
目次
アベノマスク配布した妊婦用布マスクに汚れ付着や虫混入
【配布マスク 不良品1900件超】https://t.co/20nssAE4Aq
厚生労働省は18日、新型コロナ感染拡大によるマスク不足対策として全国の妊婦に配布を始めた布マスクの一部に、汚れなどの不良品があったと発表。17日時点で80市町村から1901件報告があったという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) April 18, 2020
厚生労働省は18日、政府が国民に配布を始めた布マスクの一部に、汚れが付着していたり虫が混入していたりするなど、不良品が見つかったと発表しました。
妊婦向けの布マスクは約1000万枚の配布を予定。
14日から各自治体に発送を開始しましたが、16日以降に変色や髪の毛混入などの報告が相次ぎました。
17日の時点で報告は80市区町村の1901件にも上るとのことです。
報告されたマスクは妊婦用のほかに、介護施設や小中学校、国内全戸への発送分でも確認されたそうです。
アベノマスク製造メーカーは?
そもそもなぜ、配布マスクが汚れているのか。
配布されるものは当然、新品未使用のはずなのに、汚れや虫混入の報告が相次いでいるマスクを受け取るなんて、さすがにイヤですよね・・・
調べてみたのですが、どうして汚れの付着などが起こったのかの理由については情報がなくわかりませんでした。
ただ、1つ気になるのが製造メーカーについてです。
政府は配布する布マスクの製造メーカーを発表していません。
もしかして、このことと汚れ付着とは何か関係があったりするのかと思って、調べてみました。
まずは、こちらを見てください。
第1弾として、3月第2週目までにマスクの生産設備の導入等を行う事業者について、2月28日に3件を採択しました。
- 興和株式会社 マスク製造
- 株式会社XINS マスク製造
- ハタ工業株式会社 マスク部材製造
2月28日に採択された3件については、いずれも既に生産を開始しており、今後1ヶ月程度で合計1,500万枚の増産・供給を開始することを目指しています。
引用:経済産業省
ここにはマスク製造で2社が書かれていますね。
「興和株式会社」
「株式会社XINS」
の2社です。
そのうち、株式会社XINSは中国製造のメーカーのようです。
マスク部材からすべてが中国製というわけではなく、マスクに使われているフィルターは日本製だそうです。
3層構造 日本製フィルター採用
VFE(ウイルス飛沫のろ過効率) 99%カット
BFE(細菌ろ過効率:3マイクロメートル) 99%カット
PFE(微粒子ろ過効率:0.1マイクロメートル) 99%カット
その他、プリーツ加工、ワイヤー、紐の取り付け等を中国で行っているメーカーです。
↑の画像にもありますが、
「ごくまれに通常では皆様へご提供しない品質の商品が混在している場合がございます」
といった注意書きがあります。
一日でも早くマスクを届けるため、国内検品の一部を簡略化したそうです。
きょうから配布開始 厚労省「アベノマスク」総額466億円【メーカー〝ヒタ隠し〟の怪】 具体的なメーカー名については終始「答えられない」の一点張り 466億円は一体どこに流れるのか──。政府はきちんと国民に説明する義務がある(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/BWOlJ3FDmV
— KK (@Trapelus) April 17, 2020
ここまで書いてはきましたが、政府は製造メーカーを発表していません。
なのでここまでの内容は憶測にすぎませんが、それでも可能性としては、今回の汚れ付着マスク騒動が「株式会社XINS」が関わっている問題のように思えてきます。
ですが、確証があるわけではありません。
なので、製造メーカーはここだ!と決めつけることはできません。
※追記
5月までに厚労省のホームページで製造社名を公表するとのことです。
アベノマスク配布した妊婦用布マスクに汚れ付着や虫混入はなぜ?
先程メーカーについて触れましたが、
配布したマスクが汚れていた点から、「株式会社XINS」が製造した際に画像にもある『不良例』に該当する可能性はあるように思います。
ですが、何度もいうようにマスク製造メーカーは確証があるわけではありません。
なのであくまで可能性として、
配布マスクが汚れていた原因は『検品ミス』によるものではないでしょうか。
まあ、検品ミスだったとしても、虫混入や髪の毛混入はイヤですよね。
喜ぶ人はさすがにいないでしょう。
そんなミスをした製造メーカーが確定しているなら、今回の件でクレーム入れる人がいっぱい出てメーカーがマスク製造どころじゃなくなるでしょうね。
政府が製造メーカーを発表しない理由は、こういうところにもあるのかもしれません。
想像はいくらできますが、正式な発表がない限りは、製造メーカーもわかりませんし、汚れていたり虫が混入していた理由はわかりません。
もし何か情報が入れば更新していきたいと思います。
とにもかくにも、厚生労働省はメーカーに検品強化などを要請したということなので、今後はこういった問題が起きず、綺麗なマスクが届けられるようにしてほしいですね。
アベノマスク配布した妊婦用布マスクに汚れ付着や虫混入はなぜ?のまとめ
今回は「アベノマスク配布した妊婦用布マスクに汚れ付着や虫混入はなぜ?」ということでまとめてみました。
マスク製造メーカー、汚れ付着、虫混入などの原因もわからない状況です。
そんな中で送られてくるマスクを身につけるなんて、抵抗あるし使って大丈夫なのか不安になりますよね。
政府がメーカーに検品強化を要請したということなので、問題ない新品のマスクが届いてほしいです。
ということで、今回はここまでとさせていただきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。